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オペラ「コシ・ファンテ・ツゥッテ」に参加して 鶴巻 宏冶

 以前見た映画の中でこんな台詞がありました。「オペラは人生と同じで最初が肝心だ。初めて見たオペラが君に感銘を与えたならオペラは君の生涯の友となる」。と、私もかつて、今回と同じ「土の会」主催のオペラ「魔笛」を見て深い感銘を受け、いつか自分もオペラに参加したいと強く思うようになりました。
 
合唱の一員としてこの度参加できたことに感謝です。二日間の公演が終わった時に感じた充実感と心地よい疲労感は日頃なかなか得られないものでした。 
 最初、二人の親友の士官が、自分の恋人の心を疑い、お互いが入れ替わって恋人たちを誘惑するといったストーリーがあまり好きになれませんでした。
練習を重ね、モーツァルトの美しい旋律を聴き、劇の終盤、二組の恋人たちが再び愛情を取り戻し、幸福に満たされたアリアを歌う場面がとても印象に残り、このオペラが好きになりました。

そしてこれだけのオペラ公演を実現するためにいかに多くの人々の努力と奉仕があったかがわかりました。アリアを歌った十二人の皆さんは二年半前から練習を重ねてきました。序曲が始まった時に感じた緊張と期待、野楽友協会の皆さんの素晴らしい演奏でした。

演出で様々な創意工夫された大島先生、指揮の山上先生、練習を準備し指導してくださった方、チケット販売等様々な運営に関わった方、舞台美術の方、そして共に苦心した合唱団の仲間たち、ご協力ご支援を頂いた須坂市と関係者の方々、最後にオペラに来てくださった観客の皆様、全ての皆様のお力によって素晴らしいステージを創りあげることができました。深い感謝と共にこの文を閉じたいと思います。