再びシャンソンを ・・・「エディット・ピアフ」      

  エディット・ピアフは、フランスのシャンソン歌手。 フランスで最も愛されている歌手の一人であり、国民的象徴であった。彼女の音楽は傷心的な声を伴った痛切なバラードであり、その悲劇的な生涯を反映していたのが特徴であった。 生年月日: 1915年12月19日 (ウィキペディアより)
 フランスではいまだに彼女のレコードが売れ続けている。

 彼女のことを「フランスの美空ひばり」と云われています。
  シャンソン歌手エディット・ピアフ没後40周年を記念 して企画制作された、2004年7月7日発売のCD20曲の中から、椎名林檎・小野リサ・中島みゆき・クレモンティーヌ・石井好子さん達が撰んだ好きなピアフの曲等を編集しました。
 曲が生まれた背景、解説を加えましたので曲の理解も深まると思います。
                                                    2016.1.21
                                                    新潟滋賀県人会
                                                       市井 康三

                         Dear piaf~
 <ピアフのお蔭で戦後のシャンソンは生きのびた>     石井好子
 ------------------------------------------------------------------------------
 <彼女の歌、それは人生そのもの>    小野リサ
 ------------------------------------------------------------------------------
 <歌・人生全てがフランスのビリーホリデー>   クレモンティーヌ
  ------------------------------------------------------------------------------
 <ピアフに思いを馳せて>
  幼い頃の私は、ピアフを始め魅惑的な女性の声が常に聴ける環境に在りました。
  マリアカラス、ジュリー・ンドリュース、・・・etc・・・ そしてエデット・ピアフです。
  舞踏の稽古が一番の愉しみだった幼いころの私にとって声を出すと云うこと自体何か特別な行為の ような気がしていました。
  その上あのピアフの唯一無比の声です。聴くたびに胸をしめつけられてきました。
  凶暴極まりない振動と慈愛に満ち切った透度の両面性を秘めているのが女性の常です。
  ピアフはその両面性を最も鮮やかなコントラストで聴かせてくれています。
   今なお私たちが彼女の歌を聴けると云うことは、随分幸せなことだと思います。     椎名林檎
 ------------------------------------------------------------------------------
 <他の誰に譬えようもない芳しき個性に感服。>     中島みゆき
 曲名  解説
  01 LaVie en Rose「薔薇色の人生」_windows media player
                  椎名林檎 撰
「ラ・ヴィ・アン・ローズ」は、1946年のエディット・ピアフの代表曲。ピアフ作詞、ルイ・グリェーミ作曲。日本語では『ばら色の人生』の曲名でも知られる。現在まで、スタンダード・ナンバーとして多くのアーティストにより歌われるようになった。そして1998年には、グラミー栄誉賞を受賞した。
  02 Sous le Ciel de Paris「パリの空の下_windows media player
                  小野リサ 撰
 「パリの空の下」は、ユベール・ジロー 作曲のシャンソン。ジャン・アンドレ・ドレジャック の作詞。フランス映画『巴里の空の下セーヌは流れる』の挿入歌でもあるた。エディット・ピアフの録音がかなり普及している。
  03 Le Feuilles Mortes「枯葉」_windows media player
                  椎名林檎 撰
 1946年に製作されたマルセル・カルネ監督の映画『夜の門』での挿入歌として用いられ、当時新人歌手だったイヴ・モンタン)によって劇中で歌われた。その後、当時人気があった知性派の女性シャンソン歌手ジュリエット・グレコが歌ったことで「枯葉」は世に認知されるようになり、1940年代末から1950年代にかけ広り、シャンソン界のスタンダード曲となった。
  04 Mon Menage a Moi
       「私の回転木馬」
                  小野リサ 撰
 「私の回転木馬」 "Mon manège à moi" という名で知られていて、ジャケットにも回転木馬、メリーゴーラウンドの写真になっていますが、元の意味は「調馬」で、馬などを利用して粉を引くことも言うことから、「私を調教するのはあなた」みたいな意味合いも含まれていそうです。
  05 Cri du Coeur「心の叫び」_windows media player
                 中島みゆき 撰
撰者中島みゆきはこの曲を評して、「心の叫び」についてはフランス語は解りません。でも、この曲を歌う彼女に溢れる、性別を超えた大きさのようなものが好きです。」と。
  06 Les Amants d'Un Jou_windows media player
          「いつかの二人」
              クレモンティーヌ 撰
 フランス語では "Les amants d'un jour" ですが、Amant と言うと恋人より愛人でしょう。つまり普通に愛し合っている恋人同士ではなく、何か事情があって密かに愛し合っている恋人たちの匂いがします。しかし訳語はとりあえず「恋人」にしておきましょう。
  07 Mon Ami M'A Donne_windows media player
       「モナミ・ラ・ローズ」
                  石井好子 撰
 シャンソンのなかでは、バラは、愛や夢や美やステキな生活の象徴として歌われています。「モナミ・ラ・ローズでは、バラは「はかなさ」の象徴、花の命のはかなさに青春の壊れやすい心を重ね合わせた歌。この曲は、フランソワーズ・アルディー が1964年に歌って彼女の代表曲となりました。「バラのほほえみ」という邦題でも知られています。
  中止08 Eden Blues_windows media player
              クレモンティーヌ 撰
歌詞は神に「あと少しだけでもいいから私のそばに彼を置いておいて」と願う歌ですが、神に願うということはもう自分の力ではどうにもならない状態なのでしょうか。
  09 L' Etranger 「異国の人」_windows media player
                  石井好子 撰
 「異国の人L'étranger」(作詞:R.Malleron、作曲:M.Monnot et Juel)だということが分かり、私もやっと思い出せました。せっかくですから、これを今回、取り上げたいと思います。もともとダミアDamiaが歌っていた曲ですが、ピアフも1934年に歌いました。水夫と娼婦の悲しい物語です。 
  10 Non, Je Ne Regrette Rien_windows media player
         「水に流して」
                 中島みゆき 撰
 「私はなにも後悔しない」というのが元のタイトルの訳です。曲の背景にはピアフが23歳年下のテオ・サラポ Théo Sarapo と結婚し、過去のいろいろなことを忘れ、新しくテオと人生をやり直す決意のようなものも読み取れます。
  11 Hymne a l'Amour 「愛の讃歌」_windows media player  2007年公開のフランス製作の実在のシャンソン歌手エディット・ピアフの生涯を描く伝記映画。売春宿で育ち、街角でスカウトされて歌手として一時代を築くも愛に恵まれなかったピアフの一生を、いくつかの象徴的なエピソードを交えながら描いている。
  12 Exodus「栄光への脱出_windows media player
 1960年のアメリカ映画「栄光への脱出 / EXODUS」、アーネスト・ゴールド作曲のテーマ曲。
  13 Milord 「ミロール」_you tube
 『水に流して』と並びピアフ後期の大ヒット曲です。
チャールストンのリズムを使って書かれた明るい曲調の曲ですが、歌っている内容は”港の娼婦が失恋して自分のところにやってきた男に歌ったり、踊ったりして慰めるというもの”でよけいに悲しさ、切なさが漂ってきます
  14 Mon Dieu 「私の神様」_windows media player 歌詞は神に「あと少しだけでもいいから私のそばに彼を置いておいて」と願う歌ですが、神に願うということはもう自分の力ではどうにもならない状態なのでしょうか。
2015.10.8 公開 秋の夜長をシャンソンで・・・